親の介護
- coco-cara
- 2023年6月25日
- 読了時間: 3分
こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
私の年も40代半ばになり、親は80代となりました。
この春、親の体調が悪くなり(肺の疾患)、病院の付き添いが多かったため、「自分の親の介護」というものを視野に入れていかないといけないなあ、と実感してきました。(現在、親の調子は落ち着いています)
急な病気で、てんやわんやの状態。
その時思ったのが、心理学を学んでいて良かった・・・ということでした。
学ばなくても上手く対応する人がいらっしゃると思いますが、私自身は学んでなければ、もっと大変だったと思っています。
色んな思いを抱えた親に対する接し方、お医者さんとの接し方、死に対すること、自分の心のコントロール、家族との関係、仕事の調整・・・。
みんな、人が絡んでくることですね。
そして、健康体であれば経験しない思い、複雑な心理が飛び交う状態です。
行き違いがあるなか、自分なりに駆使し、新たな学びを取り入れながらもやっていました。
それでも、やはり親の介護となると難しいものです。
有名な精神科医の方で、「親とのコミュニケーションは、一番のカウンセリングの修行になる」というのを拝見したことがありますが、本当にその通りで、親子間でカウンセリング的に対応することの難しさがよく分かりました。
当たり前ですが、年老いた親は、今までと変わってきているんですね。
考え方、身体、環境も。
親は、親の思いを言ってきます。今までは言わなかった弱気な事も言います。腹も立てます。混乱もします。
人によって違うかと思いますが、私は常に「どんなことがあっても、生きて欲しい。そのためならば」という思いでいっぱいでした。
そして、「この気持ちを分かって欲しい」という思いが強くなっていました。
(↑子どもとしての思いであり、全くカウンセラー的ではありません)
そのため、意見が食い違ってしまい、こちらがごり押ししてしまったり、親の意見に理解が出来なかったり。
一度、大ゲンカをし、お互いの思いを言った時に、ようやく親の言いたいことがわかりました。
「これは誰の人生なのか」
…ということが、私は分かっているようで分かっていませんでした。
でも、子どもとしての、この思いもあります。
これは続いていき、行ったり来たりするのだろうな、と思うのです。
幸い、親は体調が回復し、今は通常の生活に戻りつつあります。
心理学の中で出てくる、「ターミナルケア」を勉強し直していますが、このような、「体調が悪くなる→家族で色んな事を悩む→体調が回復する」という過程を何回も踏むことによって、当事者も家族も、これからの立ち位置や、心の準備が出来てくるのだと思います。
まだまだ私は、介護については初心者で右往左往です。
一人で抱え込まない大切さ、気持ちを言えるところ、意見を聞くことが出来る人がいるだけでも頑張っていけるものだと感じました。

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