幼稚園に行きたくない気持ち
- coco-cara
- 4月16日
- 読了時間: 4分
こんにちは。カウンセリングルームcoco-caraです。
新学期、新年度に入り、2週間ほど経ちました。
大きなランドセルを背負う小学生の子どもたちや、真新しいスーツを着ている新社会人の方々を見ます。
私も、この時代はこんな気持ちだったなあ、とか、こんな服きてたなあ、とか思い出されてきます。
皆さんの「始めての記憶」はいつですか?
私は3歳くらい(幼稚園入る前)からの記憶が初めてなんですけども、幼稚園の一部の記憶を鮮明に覚えています。
楽しいイベント事も覚えていますが、幼稚園行くの嫌だったよな~という嫌な気持ちも鮮明。
ちゃんと定刻に行けなかった時期もあり、泣きながら母親に自転車に乗せてもらっての通園もよくありました。
親も理由も聞かず、連れていくのに必死。
私も行きたくないと泣くのに必死。
小学校にかけて、そういう人も多かったんじゃないでしょうか。
その当時、何故行くのが嫌だったかというのは自分でもよく分かっていません。
今振り返ってみると、理由は一つではなく、複数ありました。
一つは、歩いていく事の辛さ。
私は幼稚園のころは体が小さいほうで、たどり着くまで山道を歩いていくのがしんどかったのがあります。隣に小学校もありましたが、計8年間、よく歩いて行ってたな~(特に小さい時)と感心します。友達や、集団登校でみんなで行ってたから通えていたような気がします。
もう一つは、親との「分離不安」。
家を出て行く時に、好きな親と離れることが嫌で泣いてしまう子どもさんも多いです。
親との愛着がある証拠とも言われ、皆が通る道で、これは健康的な分離不安ですね。
私の場合は、幼稚園で楽しく遊んでいても、一日のうちに一回は、ふと「お母さんの顔」を思い出す瞬間があり、その寂しくなる気持ちが嫌でした。
ひどい時は、お昼、お母さんが作ってくれたお弁当を食べて思い出し、シュンとなるとか。
それは幼稚園のイベント時にも及び、授業参観や運動会など、親が来る行事の後、帰ってしまう寂しさ。
一瞬にして寂しくなり、落ち込んでしまい、泣いたりジッとしたりしてしまう子どもだったように思います。
表にださないまでも、その感覚は小学校低学年まであり、家族の中では「ホームシック」「甘えた」という言葉がよく出ていた記憶があります。
一瞬でも親の事を思い出すとナヨナヨとなってしまう私は、行かせるための声かけで、”幼稚園に行けて帰ってきたら「お母さんがいるよ」「ご褒美があるよ」”というような未来の事を言われると逆効果でした。
「終わったら迎えに行くからね」は、余計ナヨナヨしてしまいました。
「優しいことを言ってくれるお母さんがいない」となってしまうんです。
私として一番良かったのは、先生の優しさとか、幼稚園でのことを一緒に話をしてくれるのが嬉しく、前向きになれたてたかも。
このように、子どもによって、嫌な気持ちや原因は様ざまです。
新しい環境に慣れるのも、大人が思っている以上に時間がかかる子もたくさんいます。
それぞれ、効果的な対応が変わってくるので大変ですが、色々試してみて、子どもが「行ってみたい」と思えるような環境作りが必要になります。
私の時も、行き渋り対応にいただいた先生や親も大変だったろうなと思います。
でも、時期がくれば慣れてきて、子どもは子どもなりに適応しようとしますので、根気よく見守っていきたいですね。

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